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高倉義彦、水野翔平コンビは学校でもかなり有名だ。 小学校時代に知り合い、何度かクラスが別々になった事はあるが、それでもお互いのクラスに行ききし合っていた。 吉川千夏とは中学時代に知り合い、その頃から翔平は千夏のことが好きだった。 そして、もう一人。 「おーっす!あれ?!翔平がここに来てるなんて、珍しいじゃん」 「悠、おまえ女なんだから『おーっす!』とか言うのいい加減やめろよ」 涼風悠、ボーイッシュでスポーツ大好き少女。 千夏の良き理解者でもある。 この四人は中学校時代からの“仲間”だ。 「千夏から聞いたよ。義彦に話しあるって、今千夏、廊下で待ってる」 「分かった…」 義彦は図書館から出て行った。
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