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その日の夜
「和菜ー。お風呂いいよ」
〈はーい。あっ、ねえねえ和葉!今日藤岡くんに何か言われた?〉
朝の事見てたのかな?
と、思いながら
「あー。あれは違う。またいつもの間違い告白だよ。本当は和菜に告白するつもりだったんだと思うよ。」
そう返事をすると和菜は
〈嘘!?でも私のとこに来たとき『和葉さんの方ですか?』って聞いてきたよ。〉
〈違うよって言ったら、藤岡くん『やっぱり合ってたやん』って言いながらどっかに行っちゃったけど…。〉
私は自分の耳を疑った。
まさか藤岡が…?
いやそれは無いな…。
きっと和菜の勘違いだと思い、私はさっき聞いた事を忘れて寝る事にした。
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