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その日は、なぜかいつもより早く眠りにつくことができた。 僕は毎日夢を見る。 よく眠れていない証拠だ。 そんなことはどうでもいい。 その日の夢は、前に見た記憶がある。 どこかの町。 真新しい住宅街。 きれいに舗装された道路。 子供からお年寄りまでたくさんいる。 何かがあった。 少し遠くに公園が見える。 一瞬記憶がよみがえったような気がした。 よくわからないこの気持ち。 僕は、吸い寄せられるようにその公園に入っていった。
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