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まだ小学生だった僕は、見慣れない子を見てびっくりした。 あの時の君は、一人ぼっちだった。 僕は黙って君の隣に座ったんだ。 あの時はなぜか、君だけには普通に話しかけることができたんだ。 今でも不思議だよ。 悲しそうな顔をしてる君を見て、黙っていられなかったのかもしれない。 「どうしたの?」 君は黙って首を振ったね。 「そう。」 ホント、僕って愛想ないよね。 少しして、君が、話しかけてくれたんだ。
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