第一章「あの頃の僕たち」

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母「でも…?」 母が陽に尋ねると陽は泣きながら答えた。 陽「サクラは綺麗だけど…すぐ、に散っちゃ、うから…可哀想、なのぉ…!」 途切れながらも必死に答える母は優しく微笑み 母「そうだね…。でもね、桜は直ぐに散っちゃうから綺麗なんだとお母さん思うなぁ…。でも、陽みたいな優しい子にそう思われて、桜もきっと喜んでると思うよ!」 …と陽に言い聞かせた。 陽は泣き止み桜に手を振りながら、その日は母と一緒に帰った。
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