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DTOの言葉を聞いた途端、女子生徒達が騒ぎ出し、DTOは
(これだから女子は…。)
と、心の中で溜め息をついた。
そこにふと、一つの机に目が入った。
その机は埃がたまっていて、誰一人使っていないように見えた。
「おい。この机を使っている生徒は?」
「ハジメの事ですか?」
「アイツなら現在不登校中ですよ?」
「不登校?」
男子生徒の言葉に、DTOは眉間に皺を寄せる。
「何でもアイツ…、不良みたいだからな…。」
「あぁ…。先生もハジメには関わらない方が良いですよ?」
男子生徒達の言葉にDTOは黙り込んだ。
それから一日が過ぎ、DTOは町の中を歩いていた。
(ハジメ…か…。一体どんなヤツだろうか…?)
DTOがそう思いながら歩いていると、目の前に二人の生徒が通り過ぎた。
一人はオレンジ髪の少年佐藤、もう一人は茶髪の少女ミサキである。
「急ごう!!今日もハジメ君を説得しよう!!ι」
「何としてもハジメ君を修正しなきゃ!!ι」
「Σちょっと待った!!」
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