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DTOの呼び掛けに二人は止まって振り向く。
「お前ら。ハジメってヤツを知ってんのか?」
DTOの言葉にすぐ佐藤がフォローに入った。
「僕達はハジメ君の友達で佐藤と言います。こっちはミサキさん。貴方は?」
「俺は右寺修。DTOで良い。ハジメってヤツに用がある。」
DTOの言葉を聞いた途端、二人は声を上げた。
「お願いします、先生!!ハジメ君を怒らないで下さい!!」
「ハジメ君は何も悪くないんです!!だから怒らないで下さい!!」
「待て。落ち着け。俺はハジメを怒りに来たワケじゃねぇ。ただ話がしたいだけだ。」
二人の必死な叫びに、DTOはなだめるように言う。
「ハジメ君、この頃、家に閉じこもったままなんです。」
「それでも良い。俺はハジメってヤツと話したい。家が何処にあるか、教えてくれないか?」
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