1.無くしたもの

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母親「あー、駄目じゃないそんなところに落書きなんてしちゃぁ💧」 兄「落書きじゃないよ、見てて🎵」 青い炎が一瞬立ち上り、落書きと思われていた所には人形が… 母親「(゚Д゚) こ、これ魔術よね… しかもお父さんと同じ煉獄の…… お父さんに習ったの?」 弟「いない人にどうやって習うのさ(´・ω・`)」 兄「やっちゃいけないことだった…?」 母親「ううん、そんなこと無いわ✨ お母さんみんなに自慢しちゃおう🎵」 お母さんに誉められる事、ただそれだけのことが嬉しくて、夢中になって魔術に打ち込んだ。 兄弟「おかーさ…ん…… お母さんっ‼‼」 そこには母親が倒れていた。 知人「可哀想ね…子供さんを残して」 知人「流行病だそうよ」 知人「父親がいたじゃない?」 知人「消息がつかめないんですって」 …………………………………… 弟「お母さん、死んじゃったね…」 兄「本に書いてあったんだ… 人体甦生…」 弟「でも、人を生き返らせることはいけないことだっただって本に書いてあったよ?」 兄「大人は自分たちができないから禁止してるんだ。 やればできるさ。」 この時、それがどんなことかなんて考えもしなかった…
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