3.絶望、そして

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ブライはリバウンドで右腕を失っていた… 再起不能のような目をし、今にも倒れそうなほどに衰弱していた。 しかし、希望の光は消えてはいなかった。 行方不明の父親も希望の一つだったが、最大の希望は魔術で生み出されたらしき蒼い石。 あれだけのリバウンドがあったと言うことは、かなり特別な物のハズ。 やはり若さゆえなのか、希望が少しでもあれば再起不能でも再起する。 二人は煉獄石について調べることにした。 どうやら古代から伝説上の代物だったらしく、多くの魔術師が手に入れようと必死だったらしい。 煉獄の魔術はそんな煉獄石の研究中に偶然ブライとライトの父親が生み出した物だった。 ブライ「何々、煉獄石は様々な魔術師が追い求めていた無限魔術成功の可能性を秘めているとされる伝説上の代物で、透き通った蒼さの中に赤がチラつくような美しい色合いとされる。 …まるっきりこの石だよな…」 ライト「うーん、でも伝説上の代物って書いてあるよ? それに、この背中の炎の説明は? 本には無限魔術を成し遂げた者の証で命の灯火ーとか書いてあるけど、自分で操れることは書いてないし、第一無限魔術なんてしていない………」 煉獄石は、謎だらけだった
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