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お兄ぃ~。いい加減、私と付き合って下さいよぅ。
「断る。僕は年下に興味はない。というか姉さん以外は抱けない」
シスコン。異常性欲者。血が濃くなって死ね。
「そういう君はブラコンの異常性欲者」
私は耳が遠いんです。3キロ手前で喋ってください。
「まったく……しょうがないから久しぶりに耳掃除してやるよ」
まじでッ!?
「ポッキーで」
オウフッ!イヤですよ!詰まります!
だが粘着力で掃除しようとする発想だけは評価しようッ!
「姉さんは喜んだんだけどな……あとで僕が食べるわけだが」
こいつら……ダメだ…早くなんとかしないと……。
「でも僕はお前の耳掃除はしないことにしたんだよ。だいぶ前に。悪いな」
なんで?私に問題があるなら言ってよッ!
「汚いから」
よし、死ね!いや、むしろ私が死ぬ!鼻からポッキー貫通させて泣きながらお母さんに「お兄ちゃんがぁ……」って遺言をッ!
「はいはい……いいからこっちきて横になれ。ひざ枕してやるから」
…………ん。
「お前、髪は柔らかいよな。柔軟剤使っただろ」
ねーよ。
「明日ポッキー買いに行こうな」
……せめてプリッツにしよう。
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