記憶

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「今日皆で飲みにいくらしいんだけど、松川君もいかない?」 美人、この人。 それが第一印象だった。 多少気になったものの、特に気にすることもなかったから、「美人な女」で終わった。 でもその日あった飲み会で、酔っ払った梨歩を送ることになって… いろいろ話してるうちに、梨歩は 「あたし… なんか… ちっちゃい頃の記憶とかないんだよね」 と言った。 「なんでだろう…」 何で気になったのか分かった。 「お前…」 間違いない、 幼馴染みのリーちゃん。 ずっと会いたかった子。
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