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「素晴らしいかどうかは別として、過去を変えたら未来も変わるものじゃないのか?」
副会長が書記長をさえぎって生徒会長に質問をした。書記長は少し不満そうな顔をしたが、気を取り直して生徒会長の言葉に耳を傾けた。
「それは違いますね。確かに過去と未来は一本の線で繋がっていますが、それは未来の者が過去に干渉しなければ、の話です。我々のような未来の者はもともと過去に存在しない存在です。だから過去に干渉すると未来が変わってしまう可能性が高いんですよ」
「その言い方からすると未来が変わらない場合もあるということか?」
「極稀ですけどね。誰とも話さず、会わず、何も食べてもいけません。その時代の何にも関わってはいけないんです」
厳しい条件だな。確かにそれは極稀と言ってもいいくらいだろう。
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