第1章 生徒会の日常~体育祭編~

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「僕と彼らは約100年後の未来から来た未来人です」 この言葉を聞いてそこにいた全員が言葉をなくし、数秒後に書記長がようやく口を開いた。 「どういうことですか?」 「言ったとおりですよ。僕たちは約100年後――正確には113年後ですが――からこの時代で言うUFOという乗り物に乗って来たんですよ」 何を言っているのかよくわからないが、会長の目を見る限り嘘は言っていないようだ。 まあ、こんな所で嘘を言うような人ではないことは、ここにいる全員が知っているのだが。 「彼らは環境保護団体の過激派チームのメンバーです」 「過激派チーム?」 環境保護を語っているのに過激派なんて変な話だな。全然環境保護する気がないように聞こえる。
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