第1章 生徒会の日常~体育祭編~

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「僕たちの時代には環境保護団体が過激派と穏健派の2つあるんですよ」 「なぜ2つもあるのですか?」 「もともと環境保護団体は1つしかなかったんですけど、何をしてもどんどん悪くなっていく環境に嫌気が差した一部の人が過激派を作り出したんです。そこから2つの環境保護団体は完全に対立してしまい、争う関係にまでなってしまったんですよ」 「でも、その話と今の状態って何か関係があるの?未来の争いにボクたちが入っているのはおかしくないかな?」 「皆さんが巻き込まれたのは僕のせいです。すみません」 生徒会長が深々と頭を下げて俺達に謝ってきた。こんな生徒会長初めて見る。 「あ、ボクが言いたいのはそういうことじゃなくて……」 「未来の問題なのにあの人たちが過去にいる理由だよね?」 「うん」 空の言葉に歩がフォローに入った。さすが幼馴染、気が合っているなぁ……
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