組織の改革

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  おっはー(軽く死語) っておい、今日は花金だぜ?あんた、モバってるバヤイぢゃねぇぞ、遊びに行け。   なんてな、その前にオレの話を聞け。 遊びよりおもれぇ話、聞かせてやる。         今日オレがお得意先の〇〇社に商談に行こうとした時の事だ。   オレは山田部長にその旨を伝えた。   そしたら、自信過剰な部長のくっだらねぇ前節が始まった。   山田部長 「〇〇社に行くのか、私が若い頃、あそこの田代さんには散々お世話したもんだ。懐かしいなぁ、ナンタラカンタラ…」     あーうぜぇ、口臭ぇ。   早く出掛けたいんだけどな、いー加減にしろ。   ハナクソほじって、オデコにくっつけてやろーかな。     山田部長 「ナカシリ君、田代さんに会ったらヨロシク伝えておいてくれたまえ、ワハハ」   オレ 「はい、行ってきます」     つか、最後何で笑ったの?       そして、〇〇社へ行き、担当の田代さんに会った。   面倒臭ぇけど、部長の伝言伝えなきゃな。   オレは仕方なく、伝言を伝えた。   オレ 「私どもの会社の山田部長が、ヨロシクと言っておりました」   そしたら田代さん、何て言ったと思う?     良い例 「いやぁ、山田さんには散々お世話になったんだよ」     悪い例 「おたくの山田さんには、苦労させられたよ」    ところが田代さんの返答は、その上を行っていた。                   田代さん 「えーと…誰だっけ?」               プ… ププ… ギヤーハハハ!!!   ブチョー!聞きましたー?あんた誰ですかー?   すぃません田代さん、もぅ一回同じセリフ言ってくれませんかぁ、録音しますからー!   まぢウケた 心からウケた 心からアリガトー   会社に帰って報告だ!オレは適当に嘘を言った。   オレ 「田代さんも、懐かしがってましたよ、プ」   山田部長 「そうだろうなぁワハハ」       満足気なアホ部長。 ぉめえは、存在感無ぇなぁ、家庭でもそんなもんかぁ!   オレが今日の納涼会で、同期に全て暴露したのは、言うまでも無ぇだろ。
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