病気になった

2/2
前へ
/186ページ
次へ
  今日パソコンに向かって仕事してたら、隣の後輩が鼻歌を歌い始めた。       後輩 「タータッタッタラッタ…」       ん?このメロディ、聞いた事あるぞ…       「ピーパッパッパラッポ…」       ススススキャットマン・ジョンだ!!   なつかしー! モバのあんたら、知ってるか!? 今思い出さなかったら、一生思い出さなかったぜ!     「ピーパパッパッパラッポパッパッパラッパラパラパ」     アイツ、やたら早ぇよな。 無駄にスゲェよな。   もうオレの頭ん中、スキャットおじさんでいっぱい。   あの歌のレコーディングってどんな感じだったのかな? オレは妄想した。     ……………………       スキャット 「ピーパッパッパパラッポ… あっ間違えた!『ポ』ぢゃなくて『ペ』だった!もう一回やりなおし!」       とか言ったりしたのかな、 誰もわかりゃしねぇのに。        「ピーパラッポパラッペデゥビデゥン デゥビデゥビ」     やべぇ、頭から離れなくなっちゃった… どないしよ…   よし他の歌でごまかそう! ナイス発想。       「ぽーにょぽにょポッポパラッペー」       ダメだ!『パ』行はヤツを連想させる!     うわーノゼローゼ(ジャイアン語)になりそう。   このまま一生離れなかったら、どうなるんだろ… 病院行こうかな。何科だろ?       先生 「若年性スキャルツハイマーですね」    …て宣告されたりして。       ありえねぇ!!   スキャルツハイマーに若年性なんてあるわけねぇ! ↑そーゆー問題ぢゃない         オレは暫く頭ん中でパラッパ言いながら仕事するはめになった。   「ティキチョー!山本(後輩)のヤロウ!席に戻ってきたら、ぶってやる!」         昔よく聞いていた曲を久しぶりに聴くと当時を思い出す、ってゆうけど、そうゆう時必ず切ない気持ちになるのはオレだけかぁ!?      
/186ページ

最初のコメントを投稿しよう!

565人が本棚に入れています
本棚に追加