トモダチ

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夏子が嬉しそうに言う。 『ねぇねぇ、見て。数学の時間にプーさん書いたんだあ!』 夏子はプーさんがかなり好きだ。 鞄やケータイ、雑貨品など、夏子のまわりはプーさんだらけだ。 だから、プーさんを描くのも得意 …であるばずなのに。 ガッタガタの線で描かれた、まるで幼稚園生の絵が、そこにはあった。
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