あの場所で君と

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 「悪いな…実。毎朝起こしにきてもらって」と、反省しながら言った。 「気にしなくて良いよ。毎日の日課だし」 と、彼女は笑顔で言った。  俺は、そんな実の笑顔に癒されてる気がした。 俺と実の通う桜花高校は、家から歩いて、30分の所にある。学校の門を入ると、学校の由来とも言える、100年桜の大木がある。その大桜からは、その貫禄ゆえか、力が沸き立つ様な不思議な感じがする。
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