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えっと…
なんか喋らないとな。
「なあ、お前死ぬの?」
その女の子、美羽は訝しげに
目を見開いた。
あ、しまった。
こんな単刀直入に聞いてしまうやつがあるか。
「どうせ死ぬならさ、俺に時間をくれないか?」
ああ、俺ってなんでこんなに口下手なんだろう・・・
「...はあ!??」
美羽は、
とても驚いた顔をしていた。
…そりゃそうだ。
何言ってるんだ、俺は。
いきなりこんな事言ってしまうなんて。
これじゃ、ますます変人じゃないか。
ただ、
もう少し…この子と一緒にいたいって思った。
恋…なのかな??
だとしたら、
恋をするって時間じゃないって
本当なんだな。
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