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竜一が倒れて、
病院に運ばれた。
ドアの上には
手術中の文字が光っている。
竜一のお母さんが向こうから走ってきた。
「・・・おばちゃんっ・・・・ひっく・・うぅっー・・」
「美羽ちゃん・・・!!!」
おばちゃんを見ていたら
また、涙が溢れてきた。
「ごめ・・なさ・・・
・・・私の・・・私のせっ・・・いなんです・・・」
おばちゃんは、
そんな私を抱きしめてくれた。
「大丈夫よ。大丈夫・・・
あの子は強い子だから、ね。」
おばちゃん、暖かい。
竜一と同じ匂いがするよ。
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