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「もし、
俺が死んでも、笑って生きてな。俺の分まで・・・生きてな。」
なんで・・・
そんな事言うの?
もうすぐ
死ぬみたいな・・・
「な、に言ってるの?
竜一はこれからも、生きるんだよ・・・」
「もし、だよ。
約束してくれ。」
もしでも、そんな事言ってほしくなかった。
「・・・う、ん。」
そう言うと
竜一は満足げに微笑んだ。
「美羽、ありがとう。
それから・・・-」
竜一は
信じられない事を言った。
「い・・・や。」
私は
そう言って走りだした。
「美羽!!!!」
後ろから声が聞こえたけど構ってられない。
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