灰色の世界 竜一Side

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あれから、 なんとか発作は治まった。 そして、先生のところに来ている。 「竜一くん、話ってなんだい?」 「先生!!!俺を退院させてほしいんだ・・・!!!」 ははっと笑われた。 「それは、ダメだ。もし発作がおこれば・・・」 「おれ、もうすぐ、死ぬんだろ・・?」 先生は なんて答えればよいか分からず、困惑した顔をしていた。 「なにをい・・「俺分かってるんだ!!!」」 「残りの人生は、自分で決める。後悔のないように生きたい・・・」 そう言って頭を下げた。 「お願いします・・・!!!」
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