灰色の世界 竜一Side

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ここ、どこだろ。 「え・・・?」 向こうのほうに踏み切りがあって、線路の上に誰か見知った後ろ姿が見えた。 「美羽・・・???」 びくっと こっちを振りむく。 やっぱり美羽だ。 美羽が何か口を開く。 「りゅ・・(カンカンカンカン-)」 向こうから電車が来た。 「お・・おい!!!死ぬ気か!!?」 俺は走った。 くそ、間に合わない。 間に合え!!!
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