77人が本棚に入れています
本棚に追加
「気分はどうですか??痛いところは??」
ニコニコ笑うその顔。
竜一を思い出すな・・・
早く逢いたいな・・・。
「大丈夫です。痛いところ・・・頭が痛い・・・かな」
「頭は、少し打ってたみたいですからね。脳震盪起こしてたみたいで。前の記憶で
どこまで、覚えてます?」
「前の記憶は、観覧車の中です・・・」
「観覧車・・・ですか。」
「私って、
どうしてここに??」
一番気になってた事。
「線路の所で、
倒れてたんです。」
線路・・・?あの時・・・
なら、
遊園地は夢だったの?
-・・・竜一はっ!!?
「竜一は!!?一緒にいた男の子は??大丈夫なんですか???」
先生は一瞬、気まずそうな雰囲気を浮かべたような気がした。
「竜一くんは・…
もうここにはいません。」
そ・・・んな・・・!!!
最初のコメントを投稿しよう!