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ピーーーーーッ
竜一の心肺停止音が手術室に鳴り響いた。
「竜一っ!!?竜一!!?やだっ、うあぁぁあー」
竜一の母が泣き叫ぶ。
「いままで・・・よく、頑張ったな・・・」
どんな時でも、涙なんか流さなかった父が静かに涙を流す。
「おい・・・っ、嘘…だろ・…」
立ち尽くしてるのは、俺の親友だ。
久しぶりだな・・・。
小さい頃からの親友、翔太。
高校1年の時に、病気を治すためってこっちに来てから、数回逢いに来てくれていた。
忙しいだろうに、遠いところからわざわざ駆けつけてくれたんだ。
「竜一っ・…!!!」
「竜一くん・…」
他にも・…
みんな、来てくれたんだ。
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