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寒い寒い冬、その時は来た… 絵描きは自身の異変に気づいていたが。 お金がなかった… 薬が買えない、最近は温かいご飯も、飲み物も口にしていなかった。 動かなくなる指… 大事な鉛筆を、スケッチブックから… 落とした 絵を描いている時だった。 いつもの様に、ホーリーナイトを描いていた。 まるで一息ついているかの様に穏やかに 猫も気付くまで時間が必要だった… それほど静かに、名付け親は 倒れた。
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