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約束の時間
ユウの家に車が止まった。
早く顔見てみたいのに、緊張と良くわからないドキドキで汗をかいた。
平常心を保つので何故か精一杯。
一歩一歩進んでるはずなのに、止まってる。
こんな私変だわぁ~と思ってた時だった。
車に近づかない私に元気な声で「こんばんは!」
私はその人を見て驚いた。
私が気になってた人。夜寝る前に思い浮かべてた人。
その人だったんだ。 こんな事ってあるの?
嬉しいはずなのに…やっぱり私は素直に喜べない。
嬉しいのに。
なんで胸が切ないのかな。
自分で恋愛なんかしないって思ってたからかな。
貴方に惹かれてしまう事が恐かったんだ。
好きになるのは、恋愛は怖い…
私も元気に何事もないように「こんばんは!」と声を出した。
その人は優しく、無邪気な笑顔で返してくれた。
綺麗な瞳
無邪気な笑顔
優しい声
何故か暖かい
一目惚れだった。
間違いなく、その人だったから。
出会ってしまった。
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