張角伝

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張角伝

張角は憤慨していた。民衆を導く者たちが腐っていることを嘆いていた… キョ鹿郡の人、張角は"清流"、つまり学を以て宦官になるものを目指していた。だが今の世の中、正義の心だけでは偉くはなれない。賄賂が必要なのだ。寧ろ賄賂だけが重要項目なのかもしれない 張角は宦官採用試験に参加していた。張角は長年勉強してきたおかげで試験参加者の中では一番賢かっただろう。だがしかし、張角は賄賂を払わなかった。正義感の強い彼には卑怯な真似はできなかったのだ。 結果は不採用 「なぜ卑怯な真似をしたものだけが得するのだ!」 張角は憤慨した 「なぜ努力した者が報われないのだ!」 張角は嘆いた 「あぁ、世の中は腐ってしまったのか…」 張角は世を見捨て、隠居をする事に決めた。
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