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真「で、おまえら、あの後、何してたわけ?せっかく4人で打ち上げしよーとか言ってたのにさ。連絡ねーから結局、今朝電話してこーやって召集かけたけど?」
昨日、あの後、俺と水月は学校を出て、俺は自分の荷物を家に置いた後、彼女を家まで送っていった。
真「え?洋太先輩んち?」
そう。
そこには水月の兄貴、俺のかつての先輩、洋太サンがいるわけで、俺はかなり緊張しながら向かった。
しかし、その日は洋太サンは部活で帰ってくるのが遅く、その代わり、水月の母さんがいて……
由「愛梨の母さん?」
水月は小学生の頃、入院していたことがある。
俺は一度病院へ見舞いに行ったことがあるのだがその時に会って以来だった。
どうやら俺達の様子を見て、感づいたのか、気を利かせてくれ、俺は水月の家で卒業祝いのケーキを食べることになった。
しかも、水月の母さんに彼女をよろしくと言われ……
真「それ、大歓迎だな?」
由「へー…で、力帰ってから、愛の母さんは何て?」
愛「…あ…うん。なんか凄く喜んでくれて、よく分かんないんだけど私の服買いに出かけちゃった・・・アハハ・・・」
力「え?そうなのか!?」
愛「うん。」
(…っしゃー!)
俺は心の中でガッツポーズを決めた!
(それって、水月の母さんに認められたってことだよな?)
俺は嬉しくてたまらなかった。
由「……単純だな……」
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