懐かしき日々へ

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「ねぇ、だんだん雷近づいてきてるよ」 詩乃が言うと、悠然と前を歩いていた葵が半身だけ振り返る。 すると小走りで詩乃は葵に近寄る。 「なんか、落ちそうだね…」 その刹那。 バリバリと空を割るような稲妻が走り、二人を目掛け落ちてきた。 光に包まれた二人。 周りの悲鳴を聞きながら、葵は意識を手放した…。
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