恋唄

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『左右の涙』 別れを求めてたんじゃない そういう『時期』だった 三月は別れの季節 逃げたかった 君の涙だけは 絶対に見たくなかったのに 今、目の前で泣く君の姿 僕は目を強く閉じたよ 悲しくて 悲しくて 話すことさえできず 僕はただじっと君を 見つめて泣いていた 別れを願ったんじゃない 流れに乗っただけで 君を繋いでいたい どんな手を使っても 冷たい空の下は 涙のせいで冷たさ感じない 感じるのは君の 悲しさ 苦しさ 辛さ せつないよ… 別れはお互い言ったんじゃない 季節が決めたんだ 僕は右の道を行くから 君は左の道へ行ってね さよなら 白い 白い 真っ白な桜が降る さよなら…ありがとう ――――――――――― 僕もこんな恋したことあります 本当に後悔します
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