もち子

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たぬ吉は餅をこねながらため息をついておった。 外が暗くなるころ、機械も止まりたぬ吉は帰り仕度をはじめた。 ――今日も1日が終わった。さて、いつもの餅をもって帰ろうかな。―― 餅は売り物にならない餅で、たぬ吉はそれを家にもって帰っておった。
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