立花 紫織

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やがて、紫織という少女は、母親らしき人物に車椅子を押され、奥へと消えていった。 さて、と。 ばぁちゃんの所へ行くか。 手すり付きの階段を上り、目的である、3階に着く。 そして、また面白い話を聞くことができる喜びを胸に、306号室へと足を運ぶ。 すると、前方から、先ほど見た女性が。 何でこの階にいるんだ…? 歩きながら、考える。 横を通り過ぎるとき、ハッとした。 「あの子…」 もしかして、この階に入院してるんじゃ…? トクン、と心臓がなる。 なんだろう… 嬉しい…?
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