11人が本棚に入れています
本棚に追加
やがて、紫織という少女は、母親らしき人物に車椅子を押され、奥へと消えていった。
さて、と。
ばぁちゃんの所へ行くか。
手すり付きの階段を上り、目的である、3階に着く。
そして、また面白い話を聞くことができる喜びを胸に、306号室へと足を運ぶ。
すると、前方から、先ほど見た女性が。
何でこの階にいるんだ…?
歩きながら、考える。
横を通り過ぎるとき、ハッとした。
「あの子…」
もしかして、この階に入院してるんじゃ…?
トクン、と心臓がなる。
なんだろう…
嬉しい…?
最初のコメントを投稿しよう!