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目の前に先端が尖ったハサミを持った颯太が私の上に跨がっていた
「な、何してんの…?ハサミ持って…怖いんだけど、」
颯太はニカッと笑って
「ごめんね楓、今日から男になってくれ」
手に持っているハサミをチョキチョキ鳴らした
寝起きで頭が回らない、颯太何言ってんの、意味わかんない、男にナレナンテ…
一瞬時が止まった…
ベッドの上に無数の髪の毛
そっと自分の髪の毛に触れる
全身の血の気が引いた、でも一瞬にして一気に頭に血が昇る
「何すんの颯太!!」
思いっきり颯太を足で蹴り飛ばした
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