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「でも、何かあったら力になるって・・・言うてしもたしなぁ・・・櫻井さんに」
これ、絶対櫻井さん絡んでるん間違いないもんなー・・・。
目の前のさゆりは、リナのその言葉に驚きを隠せてなかった。
「絡んでるやろ?」
「うん・・・大正解・・・すげー、ビックリした」
や・・・やっぱり・・・。
先輩の恋愛の裏にはさゆり在りって感じやなー・・・。
そんな訳でリナ、仲間の一大事って事で、その試合に加担する事になった。
とりあえず、今日の放課後先輩所行って来よう。
ほんま、先輩って・・・不器用な人やなぁ・・・。
放課後、ストレッチ中の先輩を発見して声をかけた。
「先輩・・・何してるんですかぁ」
「お?何か動きあった?」
「当分さゆりらに付き合う事になったんで、練習出れないですよー?」
「あぁ、いいよ。存分に力を貸してやれ。お前の力を発揮するにも良いチャンスやん」
「先輩ーー」
やっぱりーー。
最初から、リナがこの勝負で、さゆり側に付く事は承知の上やったんや。
「いいから行ってこーい。先輩命令ー!!ハイ、ダッシュー!!!」
「あぁああ、もうぅぅ!!」
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