778人が本棚に入れています
本棚に追加
て言うか、何で苗字知ってるんですか・・・。
「かなり仲良いって、どの位?」
「さぁ?全くタイプが違うのによくつるんでる所を見かけるんで、個人的にかなり仲がいいんじゃないかと思っただけですけど。本人達に聞いた事はないんで」
聞かれた質問に素直に答えた。
「櫻井ってどんな子?」
「あんまり良くは知らないですけど。クラスではまー・・・所謂目立たない部類ですねぇ。存在感薄いのに小さいから、ぶつかってても分かんないんですよね・・・」
何度となく教室でぶつかっては、櫻井さんをふっ飛ばしそうになった。
でも、「ごめん!」って謝ると絶対「いいよいいよ~」って苦笑いしながら去っていく櫻井さん。
「いや、それは可哀想やろ。もうちょい気にしたれよ。」
「でも、本人何も言ってきませんし。・・・何で急にそんなに櫻井さんの事気にするんですか?」
とりあえず、質問攻めにあうなら、ちゃんと事情を知っておくのが筋かと思って、リナも先輩に質問してみた。
「出会ってしまったからよ。」
「ハァ・・・そうですかぁ」
最初のコメントを投稿しよう!