沢山の想い

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坂口先輩、後輩にめっちゃ人気高いもんなー・・・特にリナの学年に・・・。 「別に、大した事は・・・」 「いいなぁー里奈はー。先輩といっぱい話せてー」 「そうでもない」 いつも、何かにつけて、先輩の知りたい事に、リナが関わってる率が高いだけで。 お陰で変な事に巻き込まれる率も高いんやけど。 「里奈って、結構ポーカーフェイスやんなー?」 「そう?」 「うんー」 えーー・・・。 リナ、喜怒哀楽激しい方やと思ってたけどー? 「つーか、感情が顔に出難いって感じー」 「ふーん。なぁ・・・練習せな、坂口先輩の雷落ちんで」 「!?!?」 全員、自分の身に降りかかる危険を察知して、そそくさと練習に戻っていった。 やれやれ・・・。 そんな次の日の朝練の時。 普段通りに練習して、給水の為に壁際に行くと「里奈里奈里奈」って呼ばれた気がしたから、見てみたら、扉の隙間から見た事ある顔が覗いてた。 「・・・さゆり何してんの」 「坂口先輩呼んでくれー」 「坂口先輩?」 「うん」 さゆりにお願いのポーズをされた。 「待ってて・・・」 「サンキュー」
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