沢山の想い

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先輩のアホー!!! リナ、どっちの味方にも付き難いやんかーー!! 靴箱までダッシュしながら、心の中でそう叫んだ。 で、放課後ミーティング。 コーチは迫田先輩にお願いする事になって、ひさっびさに先輩の死にそうになる特訓を受けた。 ヤバい・・・これ、マジで癖になってる・・・。こんな苦しいのに、ヤル気が湧いてくる。 そんな話を休憩中してたら、さゆりに「エムっ子」って疑いかけられた。 あ、うん。でもあながち・・・。 放課後の練習が終わると、リナだけ迫田先輩に呼び出されて、一緒に帰ったり、晩御飯を奢って貰ったりした。 元先輩後輩のよしみって事で。 その度。 「で?」 で、始まる謎な会話。 「坂口先輩の事ですか?」 「うん、そう。あいつは何をしようとしてる訳?」 「さゆりの口から聞いた事が全てだと思いますけど・・・」 これが一日目。 次の時の「で」は、流石に迷った。 「・・・えーーっと・・・・・・メンバーの事で何か?」 「うん。」 当たったー!!!! 機嫌損ねさせたら、めちゃ怖いから、迫田先輩。 内心、心臓バックバクやったってばー!!
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