沢山の想い

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リナは、立場的に色んな板挟みになってた。 練習が続くに連れて、本当にハードで、ボロッボロ。 流石のリナも坂口先輩に「本番までに全員1回死ぬかも知れないです」って弱音を吐いてしまってた。 あかん・・・。やっぱ朝練も休ませて貰って、ちょっとでも睡眠にあてれば良かった・・・と、ちょっとだけ後悔した。 「大分ボロボロやの」 「容赦ないッス・・・」 いかん。 もうリナ、敬語がどれか分からん位頭混乱してる。 坂口先輩もそれが分かってるのか、深く突っ込んでこなかった。 坂口先輩に、誰に特訓受けてるか聞かれたから、とりあえず問題ないやろうと判断して、それだけは教えておいた。 最初は秘密にしておくつもりやったけど、もし試合当日迫田先輩が来て、坂口先輩が精神的に追い詰められはったら可哀想な気がして・・・。 リナの良心がちょい痛んだってのもある。 「試合当日までもう日ないねんし、頑張って万全の体制整えて来いよー?あたしはそれなりに期待してワクワクしてんねんから。・・・って事はあいつらには秘密な」 「別に言いませんよ」
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