沢山の想い

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あの藤原さん相手に、こんなに盛り上がれる先輩って、もしかしてすっごい兵(ツワモノ)なんじゃ・・・?って思ってしまった。 「この練習期間、終わるん寂しいなーって思ってたから、もうちょい面白そうやし良かったわー」 「よ・・・良かったですね・・・」 「試合、頑張りなー」 「有難う御座います」 「あんたらやったら、もしかしたら、もしかするかもー」 「さゆりもリサもやるって言ったらやる奴らなんで、やってくれると思いますよ」 「期待してんべ」 そして迎える試合当日。 朝は、自由練習でいいはずやのに、バレー部員全員集合してた。 リナは朝一に来て、コートの整備と調整なんかを今日試合に出るメンバー達とやってた。 皆でネット立てたり、試合用のボール出したりしてたら、扉の方からでかい声で挨拶されてめっちゃビビって振り返ったら、藤原さんがいた。 朝から爽快な挨拶やなー。 体育会系か藤原さんは! 試合結果は、さゆりの勝ち。 正直驚いた。 まさかほんまに先輩に勝ってしまうとはーーって。 先輩、相当メンバー考慮してくれたんですね・・・。
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