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俺「・・・って和泉!?なんでお前こんな所に!?」
美「・・・戸締まりはちゃんとしなきゃだめ」
諭すような口調で呟いたのは俺のクラスメイトであり・・・その・・・一応彼女である和泉美咲(いずみみさき)だ。ショートカットが今日も抜群に似合っている。
・・・っていうか戸締まりって?
俺「・・・・・・戸締まり?」
美「玄関のドア。鍵があいてた」
話によると俺がいつもの時間になっても出て来ず、気になってドアを引っ張ったところ施錠されてなかったため簡単に中に入れたと・・・・・・。
こいつぁうっかりだぁ~・・・・・・じゃなくて、マジかよ。独り暮らしにもだいぶ慣れてきたと思ってたけど、鍵をかけ忘れるなんて気の緩みすぎかもしれない。気を付けよう。
美「・・・・・・?」
ベッドの横で俺の顔を覗き込んでいる和泉はいつもの制服を着ていた。ま、当たり前っちゃ当たり前なんだが。
俺「・・・悪いな、わざわざ起こしてもらって」
美「・・・お安いごよう」
和泉には外に出てもらい、俺は驚異的スピードで着替えてから荷物の準備を整えた。
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