僕の気持ち

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「寒いね」 そう言って 然り気無く握った 君の左手 とても温かくて 思ったより大きくて 私の右手を簡単に 君の体温が包み込んだ あの時はこんな風に 手を繋ぐなんて 肩を並べて歩くなんて 夢のように思っていた けど現実なんだよね 夢じゃないんだよね 夢じゃないか 現実か確かめるために 君の頬をつねったら 君は笑いながら 私の頬をつねった 「夢じゃないんだね」 私が笑いながら言ったら 「何がだよ」 君が返してきた そんなくだらない話も 頬をつねったりする事も こんな風に手を繋ぐことも 夢じゃなくて現実なんだね また来年も今日みたいに 過ごせたらいいな 君の温もりで また私の右手を 包んでくれたら 何よりも誰よりも 幸せな気がするから 来年もまた‥。
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