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「もう逃げないわね」
「ここまで来たら逃げる気も失せるっての」
そう聞いた由美はどこか嬉しそうな顔をして机に座った
俺も自分の席につくと亮太が頭から血を流して教室にきた
「祐二~助けて~」
「おい由美!!お前が教科書ぶつけたんだから保健室に連れて行けよ」
「はぁ!?祐二が亮太君を盾にするからでしょうが」
そうやって由美と言い合いをしているとクラスの連中のせいで俺と由美が行く事になった
「亮太~大丈夫か?」
「な、なんとか」
「しっかし由美の教科書投げは恐ろしいな」
「ごめんなさい」
俺達は保健室につくと亮太を預けて教室に戻った
教室に戻ると授業が始まっていて何故か俺だけ説教を食らった
そうして全授業を寝て放課後になると由美が起こしてくれた
「ほら起きなさいよ」
「ん・・・ふぁ~よく寝た」
「祐二・・・えっと・・・今日・・・一緒に帰らない?」
「あぁいいけど・・・・」
「けど?」
「このバカもいるぞ」
俺は亮太を指で指すと亮太はにっこり笑った
「今日は悪いけど用事あるから一緒に帰れないんだ」
「そっか・・・分かったじゃあな亮太」
「じゃあね亮太君」
「おうまた明日」
こうして亮太とわかれて由美と2人で帰っていた
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