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「…転校生?」
「違うよ。最近引っ越して来たのは確かだけど、一応…新入生。」すかさず春は答えた。
「そうなんだぁ。それで何してるの?もう皆教室だけど…」
「ぇっ!?」
辺りを見渡すともうほとんど人が居なくなっていた。「どうしよう…」
すると、いきなり手をとられた。
「走って!遅刻するよ」
なんだかよく解らないまま春は見知らぬ男子と全速力で廊下を走っていった。
「……っ…疲れたぁ…」
1年生のフロアで力つく京介を見ながら春は言った。「あんた…男のくせに体力無さすぎ〰」
「俺は外ってあまり好きじゃないんだよっ。」
そう言い京介は思い出したかのように言った。
「ねぇー。あんた名前は?」「一宮 春。因みに1- D。で、そっちは?」
「俺は葉鳥 京介。同じD組だ。」
「京介かぁ。入学早々 会ったのも何かの縁だし…宜しくね」
「そうだな。まあとりあえず教室に入るか?春。」
「うん。」
もちろんの事ながら2人は遅刻であった…。
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