序章
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『う~さぶい。今日は、なんてさぶさだ』 『はい。お疲れ様。異常はあったか?』 『いや。いつも通り静かで変わりない。まぁ、今日はやけに霧が出てさぶいよ』 そう言うと交代する兵士に明かりを渡した。 『了解。それじゃ、行ってくる。』 明かりを持って町を見回った。 兵士は待ちを一通り見回り、交代の時間が近づいたので詰め所へと向かっていた。 『本当にさぶいな。そろそろ時間だな。よし。帰るか。』
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