序章

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兵士が帰ろうとした時、小さな物音がした。 『なんだ?』 剣を抜き、恐る恐る音がした方に近づいた。 見た感じ、何もない。 兵士が顔を近づけた瞬間、物影から猫が現れた。 『うわっ!!』 兵士は驚いて2、3歩後ずさった。 『なんだ。猫か』 安心して振り向き詰め所へ戻ろうとしたが、目の前には魔物が立っていた。 魔物の外見は人と似ていて違うところといえば、瞳が赤く眼球が黒いこと。
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