序章

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『こんばんは。兵士くん』 魔物は兵士に向かって剣を切り付けた。 兵士は持っていた剣で防ぎ、致命傷をまのがれたが、その場から動けなかった。 『ハハッ。この距離で防いだか。すごいな』 するとケラケラと笑っている魔物の後ろから、一風変わったローブを着た魔物が現れた。 『早く殺してしまいなさい。仲間を呼ばれると、いちいち相手をしなくてはいけませんからね』 『これは"ミュール"さま。申し訳ありません』
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