君を好きになった瞬間

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君と出会ったのは確かセミの鳴き声が聞こえる暑い真夏だったね 君は自然なタイミングで私の目の前に現れた 私のバイト先に君が入って来たね。 覚えてる? 私の君への第一印象は 「何だあいつ。チャラチャラしてさ。」だったこと。絶対に仲良くなれないって第一印象で思ってた…君は入ってきて間もないくせにみんなと仲良くなっていった。 君の周りには沢山の人が集まっていったよね。 私に出来ないことを君がするから何となく気に入らなかった。 1人距離を置き遠くにいた私に君は近づいてきて言ったよね。「今日からよろしく」って。 私は思ったよ? 「馴れ馴れしい奴。」って!こいつはみんなに良い顔するんだろうなとか勝手に思い込んでいった。 私は君に近づきたくなくて避け続けた 話をするのは仕事だけ。君には笑顔さえ見せなかった。 周りは口を揃えて私のことを「無口。愛想がない。近寄りがたい。」って言う。 けど君は違ったよね? ある日、君は近づいて来て私に言った。 「俺の第一印象は君を見た瞬間何か仲良くなりたいって思ったんだ。確かに話さない気が強そうな子だなって思ったよ!けどだからかな?絶対仲良くなりたいって思えた」
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