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そしたら君が「だって大事なんだろ?なきゃ困るって言ってたじゃん。」って言った。
そう、私が無くしたのは大切な指輪。
君は、仕事中にも時間や暇を見つけて探してくれていた。
あの時も…まだ気づいていなかったんだ。
けど必死に探す君の後ろ姿は頼りになったよ。
心強かった。
それから毎日毎日、仕事場で一緒に仕事をして沢山喧嘩して沢山笑ったね。出会った時に比べて私は君へ近づいていった。
あの時は絶対に仲良くなれないって思ったはずなのに時間が経つにつれ、君の優しさにふれ君の存在を受け入れられたのかな。
人に頼るのも人を信じるのも苦手な私が、あそこまで信じられたのは君だけだったよ。
一緒に居て安心してホッと出来た。
苦手なことも乗り越えれたし頑張ってこれた。
あの頃も気づけなかったのかな。
こんなこともあったね。
私が元気がないと笑わせてくれた。足ガックンしてみたり、くすぐったり色々話してくれたね。
そして口癖のように君は言ってた。私が少し落ち込んでたり元気がないと
「どうした?何かあった?大丈夫か?」って。
何で?私はコレでも精一杯顔に出さないように隠していたつもりだよ。
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