バット・モーニング

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バット・モーニング

私、池田優子は思った。 「このままでは…死んでしまうのではないか」と、 それは、いつも通りの朝のはずだった。 今まで、体験した事の無い違和感を感じ、私は目を覚ました。 見慣れた窓からは、漫画の様な小鳥のさえずりと、朝日がウザったらしいくらい部屋を明るく染めている。 いつも通りの朝と、 なんら違わない風景。 あえて、違う所を 上げるとするならば… 私はベットにうずくまり、お腹に手をあてた。 ん? うぐぅううう… 痛いッ!! 痛すぎるっ!!! なにコレ!! 私は、叫んだ。 『神様!仏様!アッラー様ぁあ!とてもお腹が痛いですッ!!』 たとえるならば、私の大好きな映画の一つである『エイリアン』の中のワンシーン “エイリアンの子供達が人々の腹を食い破って出てくる、お約束のくだり” あんな感じ。 ウゥ… 今なら、あの人達の 気持ちが良く分かる!!
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